ポメラニアン

ポメラニアンは細い子がスタンダード?成犬の理想体重や顔の変化を紹介!

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小型犬の中でも非常に人気の犬種であるポメラニアン。

成犬になっても子犬のように愛くるしい顔やしぐさで飼い主さんをメロメロにしていますが、ポメラニアンの理想体重はどのくらいかご存知でしょうか。

成犬なのに体重が1kgちょっとしかなくて心配…
うちの子は体重が4kgもあるけれど、これって太り過ぎかしら?

実はポメラニアンて、けっこう大きさに個体差があるんです。

そして成長の過程で、顔にも変化が見られることをご存知ですか?

ポメラニアンの成犬時の理想体重や、細い子と太めな子の顔の違い、成長過程での顔の変化についてもご紹介します。

我が子の大きさについてご心配の飼い主さん、続きをぜひご覧下さい!

 

ポメラニアンは細い子がスタンダード?

ふわふわの毛におおわれているので、ポメラニアンはボリュームのある体型だと思われるかもしれません。

ポメラニアンの毛はダブルコート(オーバーコートとアンダーコートの2種類の被毛からなる)です。

そのため一見ボリュームがあるように見えますが、被毛が水に濡れるとからだがとても細くて、初めて見たときにはそのギャップにビックリしますよ。

とはいえポメラニアンの体型には個体差があり、骨太のずっしり体型の子、反対にとても華奢な子、脚の短い子などがいるんです。

決して細い子がスタンダードという訳ではありません。

それでは、なぜ、ポメラニアンは色々な体型の子がいるのでしょうか?

 

ポメラニアンの体型は2タイプ!

ポメラニアンの体型の違いには遺伝によることが大きいからです。

その中でも、ポメラニアンには代表的な2種類の系統があるのをご存知でしょうか?

ひとつはイギリスの名門犬舎の血統を受け継ぐハドレー系、もうひとつは台湾の有名犬舎の血統であるチャオリア系です。

2つの系統の主な特徴を見てみましょう。

まずは有名なハドレー系からご紹介します。

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出典元:https://illumination-pome.com

ハドレー系の特徴

・体が小さく脚が華奢
・アーモンドのような形の目
・毛色はオレンジ、レッド、ウルフセーブルが一般的

いわゆる皆さんがポメラニアンと言えば、一番イメージしやすい姿と言えるのではないでしょうか。

続いてチャオリア系を見てみましょう。

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出典元:https://www.petstation.jp

チャオリア系の特徴

・骨量が多く、脚がしっかりとしている
・目は丸くて大きい
・毛色は白色

チャオリア系は大きな目と、純白の被毛が魅力的です。

最近白ポメちゃんもよく見るよね!

同じポメラニアンでも随分違いがあるようですね。

 

ポメラニアンの体型は遺伝!

ポメラニアンは成犬時の体重が2㎏前後の子が一般的と言われていますが、4㎏を超えたり、中には10㎏になる子もいるんです!

『デカポメ』とか呼ばれるわ!

なぜ、このような大型のポメラニアンが誕生するのでしょうか?

それは先祖返りが起こるからです。

ドイツ原産のポメラニアンですが、その祖先をたどっていくとルーツはシベリアにありました。

シベリア原産の大型犬、サモエドがポメラニアンの祖先なのです。

子どもの体重を決める基となるのは両親からの遺伝子であり、祖先である大型犬のサモエドの遺伝子を受け継ぐとデカポメになることも。

上の画像を見ると、サモエドとポメラニアンの大きさの違いがよくわかります。

遥か昔のサモエドの遺伝子が、現在のポメラニアンに現れるとは、遺伝のしくみはとても不思議ですね。

 

ポメラニアン成犬の理想体重や顔の変化を紹介!

大きい子や小さい子がいることで、顔つきにも変化が見られます。

また、成長する過程でも大きくお顔に変化があるのですよ。

ポメラニアンの顔つきは、タヌキやキツネに例えられることをご存知でしょうか?

どのような顔なのか、早速見ていきましょう。

 

ポメラニアン成犬の理想体重!

ポメラニアンの成犬時の理想体重については、JKC(ジャパンケネルクラブ)のスタンダードを適正体重としていることが一般的です。

JKCによるポメラニアンのスタンダードは、体高18~22㎝、体重1.8㎏~2.3㎏と書かれていました。

非常に小型な犬種に設定しているということがわかるでしょう。

とはいえ、一般的には2㎏~3㎏ほどの体重の子が多く、中には10㎏以上になるポメラニアンもいます。

様々な大きさの子がいるので、それぞれのからだに合った体重管理が必要となりますよね。

その子に合った食事量や運動量を調整し、肥満にならないよう気を付けたいものです。

お迎えした子が小さい子でも大きな子でも、それぞれの特徴や個性を楽しみたいですね。

 

ポメラニアンの顔の変化を解説!

ポメラニアンの子犬は、生後3か月くらいで換毛期を迎えることが多いです。

その時期に、一時的にポメラニアンとは思えないサルのような顔になり、飼い主さんも思わず笑ってしまうのだとか。

その見た目から「サル期」と呼ばれるそうです。

愛嬌があって、とても可愛らしい顔ですね!

またポメラニアンの顔には、『タヌキ顔』とよばれる比較的丸みを帯びたタイプと、『キツネ顔』とよばれる細っそりとしたタイプの2種類があります。

この2種類のタイプは、生後1ヵ月くらいの子犬の時期に判別できるので、それぞれの特徴を紹介しますね。

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出典元:https://coco-gourmet.com

ハドレー系の子はキツネ顔です。

キツネ顔の子は、顔がシャープでマズルが長くまん丸の大き目な瞳に、大きめの耳が特徴。

個人的には被毛のわりに小顔の印象があります!

小顔で手足が細いイメージだわ♪
ポメラニアン 細い 成犬 理想体重 顔 変化

出典元:https://wankonoomoi.co.jp

対して、チャオリア系の子はタヌキ顔ですね。

タヌキ顔の子は顔が丸く、マズルが短く、耳が小さいことが主な特徴で、体型は小さめとなります。

他の動物たちに例えられるような顔つきをみると、自然と笑みがこぼれてしまいますね!

 

まとめ

ポメラニアンの成犬の理想体重は、1.8㎏~2.3㎏がスタンダードでした。

長い年月をかけた品種改良により、小型犬へと変化したポメラニアンですが、その祖先は大型犬のサモエドです。

サモエドの遺伝子を受け継ぎ、それが現れることで大型のポメラニアンになってしまうのですね。

成長の過程や体重の違いによって顔つきにも変化が見られました。

生後3か月ごろにはサルのような顔に、成犬になるとタヌキ顔もしくはキツネ顔になり、どちらの顔になるかは子犬の時期に判別可能ですよ。

色々な特徴を持つポメラニアンがいますが、それぞれに個性がありどの子も可愛らしい子ばかりです。

すべての飼い主さんにとってやはり『ウチの子が一番!』ですよね!

それでは『ポメラニアンは細い子がスタンダード?成犬理想体重や顔の変化を紹介!』はここまで!

最後まで読んでいただきありがとうございました。