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繁殖犬は声帯を切るのなぜ?切除後に鳴き声を治すことはできる?

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子犬を産ませるためにブリーダーのもとで飼育される繁殖犬。

その繁殖犬の多くが声帯を切られることを、みなさんはご存知でしょうか?

犬の声帯を切るということに馴染みのない人は、その事実に驚くことでしょう。

モリコ
モリコ
声帯切除手術の存在すら知らなかったよ!

また、声帯が切除された繁殖犬を家族として迎えた人は、その鳴き声を治すことができるのか気になりますよね。

そこで今回は、繁殖犬の声帯を切るのはなぜか?

声帯切除後に鳴き声を治すことはできるのかについてまとめてみました。

 

繁殖犬は声帯を切るのなぜ?

繁殖犬の多くが声帯を切られる事実を知って、驚く人はきっとたくさんいると思います。

家族として繁殖犬を迎えてから、初めて声帯が切られているのを知ったという飼い主さんもいるほど!

モリコ
モリコ
繁殖犬だったポチの声がかすれているから、保護施設に問い合わせたら事実を知ってビックリ!

また、繁殖犬の声帯を切る理由について、純粋に知りたいという人もいるかも知れません。

それでは、繁殖犬の声帯を切るのはなぜか見ていきましょう。

 

繁殖犬が声帯を切られる理由は?

繁殖犬が声帯を切られる理由は、ずばり静かにさせるためです!

犬は吠えることによって、人や他の犬とコミュニケーションをとる動物。

その鳴き声の大きさは、なんと最大で90~100db(デシベル)と言われています。

モリコ
モリコ
犬の鳴き声の大きさは、救急車のサイレンに匹敵するんだって!

特に、犬の繁殖を生業にするブリーダーのもとでは多頭飼育が一般的。

一匹が鳴き始めると、連鎖して他の繁殖犬も鳴きだすのは日常茶飯事です。

そのため、鳴き声に耐えられなくなったブリーダーは、繁殖犬に声帯切除手術を受けさせることが多いのだそう。

声帯切除手術では、声を作り出す声帯ひだの一部もしくは全体を切除。

つまり、吠えなくさせるわけではなく、鳴き声をほとんど聞こえないものにするのです。

この話を聞いて、ショックを受けた人もいるかも知れません。

繁殖犬の現実を少しでも多くの人に知ってもらえたらと思います。

 

繁殖犬に声帯切除が必要なときがある?

ブリーダーにとって繁殖犬の声帯切除が必要なときがあります。

  • 近隣住民からの苦情を避けたい、もしくはすでに苦情が入っている。
  • あらゆる躾を試しても、繁殖犬が鳴き止まない。
  • 繁殖犬の鳴き声がうるさい上、躾も面倒に感じる。

特に、近隣住民からの苦情はブリーダーにとって死活問題。

繁殖犬の鳴き声のせいで苦情が殺到すれば、行政機関も指導のために動く可能性があります。

状況によっては、犬の繁殖業を廃業せざるをえなくなるのは大変ですよね。

実際に小型犬のブリーダーをしている人が、近隣住民から損害賠償を請求されたという事例がありました。

繁殖犬の鳴き声がうるさいという理由で、近隣住民から訴訟をおこされた事例も。

モリコ
モリコ
300万円の慰謝料を請求されたらしいよ!

最終的にこの事例では慰謝料を払わずに済んだそうですが、結果的にその後の犬の繁殖業は難しかったのではないでしょうか?

このような事態を避けるために、繁殖犬の声帯切除をするブリーダーが存在するのです。

もちろん、全てのブリーダーが繁殖犬の声帯切除をしているわけではありません。

繁殖犬を家庭犬と同様、大切に扱っている優良ブリーダーもいます。

しかし、残念ながら繁殖犬を道具のように扱う悪質なブリーダーがいることも、私たちは忘れてはいけませんね。

 

繁殖犬の声帯切除後に鳴き声を治すことはできる?

繁殖犬を家族に迎えた人にとって、愛犬の声を聞きたいと望むのは当然です。

犬にとって鳴くことは、自分の意思を伝えること。

愛犬の気持ちを鳴き声から知ることができたら嬉しいですよね!

また、かすれた声で懸命に鳴く愛犬を見ると、何とかしてあげたいと思う人もいるのではないでしょうか?

モリコ
モリコ
いつかこの子の声が聞けたらいいなぁ…。

ここでは、繁殖犬の声帯切除後に鳴き声を治すことはできるのかまとめてみました。

 

繁殖犬の切られた声帯は復活する?

繁殖犬の切られた声帯が復活するかどうかは、個体差があるようです。

復活には切除した声帯ひだの大きさが関連しており、どのくらい切除されているのか見た目では判断がつきません。

声帯ひだの切除部分が小さければ、声帯復活の可能性も高くなります。

しかし、全ての声帯ひだが切除されていると復活はなかなか難しいでしょう。

モリコ
モリコ
何度も吠えようとしたおかげでのどの筋肉が鍛えられて、鳴き声を出せるようになった子もいるらしいよ!

その上、声帯が復活しても完全に元通りになることは少ないかも知れません。

どうしても元来の遠くまで響く声ではなく、かすれた声になってしまいます。

それでも、愛犬の声を聞けたときの喜びはきっと何にも代えがたいですよね!

繁殖犬の切られた声帯の復活を望む飼い主さんは、焦らずに長い目で見ながら生活を共にしてはいかがでしょうか?

 

声帯切除された繁殖犬を飼う注意点は?

繁殖犬を飼うとき、声帯切除による健康面での注意点は特にないと言われています。

それは、声帯切除は健康面に影響を及ぼさないと考えられているから。

ですが、愛犬の辛そうに鳴く姿を見ると、本当に大丈夫なのか心配になりますよね。

そんな時は、信頼できる獣医さんに一度見てもらうのがおススメです!

hana
hana
自己判断するよりは、専門家に診てもらった方が安心だなぁ。

また、声帯切除の有無に関わらず、繁殖犬は長いこと我慢を強いられてきたケースが多いです。

充分な食事を与えられなかった子、適切な環境で飼育されなかった子。

狭いケージに長期間閉じ込められていた場合もあります。

特に繁殖犬を家族としてお迎えしたばかりの頃は、栄養面や衛生面などの入念なケアが必要。

ぜひたくさんの愛情をかけて、たっぷりと可愛がってあげてくださいね!

 

まとめ

子犬を産むために飼育されてきた繁殖犬の多くは、その声帯を切られている場合があります。

さまざまな事情があるとは言え、犬の声帯を切るという行為を聞いてショックを受けた人も多いことでしょう。

今回、近隣住民からの苦情に対処するため、ブリーダーの多くが繁殖犬の声帯切除を行っているということが分かりました。

hana
hana
繁殖犬だって大切な命!
ペルル
ペルル
ペルルも声が出ないんだワン

また、繁殖犬の声帯切除後に鳴き声を治すことができるかは個体差があるようです。

鳴き声が聞こえる聞こえないに関わらず、少しでも多くの繁殖犬に幸せな犬生を送ってほしいと願っています。

それでは『繁殖犬は声帯を切るのなぜ?切除後に鳴き声を治すことはできる?』はここまで!

この記事がみなさんと愛犬たちとの生活に役立ちますように。

またお会いしましょう!