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犬はペットショップに売ることできる?血統書ある子犬は買取してもらえる?

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皆さんは、ご自分の犬をペットショップに売ろうと考えたことはありますか?

愛犬を一生の家族として暮らしている方は、自分の犬を売るなんて考えも及ばないですよね。

ところが、ペットショップの情報を見ていると「犬の買取」を行っている所があります。

実は、事情があって犬を手放したい人が、引き取り先はないかとネットを検索していると候補として出てくるのだとか。

しかし、ペットショップで販売している犬はかわいらしい小さな子犬ばかり。

とても個人宅で飼われていた犬を買取り、売っているとは思えません。

ですが、例えば飼い犬が子犬を産んだ場合、ペットショップで売られている子犬のように血統書があれば買取は可能なのでしょうか?

プー子
プー子
飼えなくなったら買取ってもらえるの?

犬の飼い主としてはとても気になる話題ですね。

果たして、一般の人がペットショップに犬を売ることはできるのか、また血統書がある子犬なら買取してもらえるのかについて調べてみました。

 

犬はペットショップに売ることができる?

犬を手放そうと考えている人にはそれぞれの事情があるとは思います。

犬を手放したい理由
  • 引っ越しや経済的理由
  • 子供のアレルギー
  • 思っていたのと違った
  • 子犬が生まれたけど飼いきれない

どれも犬にとっては身勝手な理由ばかりですね。

終生飼養が飼い主としての義務ですが、どうしても飼えなくなった場合は責任を持って引き続き飼育してくれる人を探すのが筋ではないでしょうか?

しかし、引き取り先を探す中でペットショップに相談する人もいるようです。

プー子
プー子
身近にもらってくれる人なんていないから、買取ってくれたら楽なんだけど・・・。

誰でも犬を売ることはできるのでしょうか?

 

飼い犬をペットショップに売ることはできる?

「犬買取」を掲げているペットショップに、飼い犬を売ることはできるのでしょうか?

もしペットショップが買取をすることが一般的だったとしたら、犬を手放したい人は引き取り先に悩むことはなくさっさと売ってしまっていると思います。

しかしそうではありませんよね。

ペットショップの都合を考えてみましょう。

店頭に並んでいるのは、流行りのミックス犬を含め人気ある犬種の子犬ばかり。

かわいい盛りの生後2~3か月の子犬がほとんどで、少しでも大きくなると売れなくなります。

正規に仕入れた人気犬種の子犬でもこのような状況ですから、飼い犬だった子はペットショップにとって需要がありません。

また、値札には出生地とブリーダー名も書かれていることが多いですね。

お客さんに販売するわけですから、どこで生まれ誰が育てたかを把握し説明する責任が伴います。

プー子
プー子
よくわからない犬は買いたくないもんね。

つまり、たとえ飼い犬をペットショップに売ろうとしてもペットショップはメリットがないので買取りしません

そもそも、ペットショップが一般の人から買取りしないのは法律上の理由もあるのです。

 

犬を売るには資格が必要!

調べてみると、やはり犬を売るには資格が必要でした。

「動物の愛護及び管理に関する法律(動物愛護管理法)」で金銭の発生する販売には「第一種動物取扱業」の登録が必要と定められています。

この資格なしに売買すると「無登録営業」ということで法律違反になるので要注意。

つまり、資格のない一般の人が犬を販売することはできません。

また、買い手となるペットショップ側としても、売り手が登録業者か確認し書類に記載しなければならないので、登録のない一般の人から買取ることは違法になります。

hana
hana
売る方も買う方も資格が必要なのね!

犬に限らず動物は命あるものですから、繁殖や売買には専門的な知識と経験が必要。

ペットショップはお客さんによくわからない犬を売るわけにはいきませんから、繁殖の専門家でもない素人からの買取はしません。

買取の対象は繁殖の専門家であるブリーダー、ということですね。

 

血統書がある子犬は買取してもらえる?

ペットショップでは「血統書あり」と書かれている犬がいますね。

「血統書」とは、その犬が純血種であることの証明で親など家系がわかるもの。

一般社団法人ジャパンケンネルクラブ(JKC)が発行する、人間で言うと戸籍のようなものです。

モリコ
モリコ
血統書付きの犬は高く売れそうなイメージがあるわ

もし飼い犬に血統書があれば、ペットショップで販売されている犬と比べても遜色ない気がしますが、どうでしょうか?

 

血統書がある子犬は買取可能?

血統書がある子犬なら売れそうなものですが、それでも買取はしてもらえないのでしょうか?

答えはNOです!

血統書があったとしても、先ほどお話したとおり無登録の人から買取ることは法律で禁止されています。

hana
hana
やっぱり法律違反よね!

もし「血統書がある子犬なら買取ります」という業者がいたら要注意。

法律違反で、売る方も買う方も両方罰せられる可能性があるのです。

「血統書があるから売れるのでは?」なんて安易に考えないことですね。

 

犬を買取してもらえない場合どうする?

ここまでで、法律により一般の人は犬をペットショップに売れないことがわかりましたね。

しかし、どうしても犬を手放したいと考えていた人は買取を断られた場合どうしたらよいのでしょうか?

引き取り先を探す方法としては次のようなものが考えられます。

  • 親戚、友人などに譲る
  • SNSを利用した里親掲示板で新たな飼い主を募集する
  • 保護団体に相談する
  • 自治体の動物愛護センターや保健所に相談する

一番いいのはよく知っている親戚や友人でしょう。

引き取ってもらった後も様子を聞くことができれば安心ですよね。

もし身近に引き取れる人がいない場合は、「ジモティー」や「ペットのおうち」などの里親募集サイトを利用する方法もあります。

ただし、有償での譲渡はペットショップの場合と同様に法律違反になるので無償譲渡が基本。

また、虐待や転売目的のいわゆる「里親詐欺」と言われる人も応募してくることがあるので、譲渡先の決定は慎重に行いましょう。

どうしても自分で新しい飼い主を見つけられない場合は、動物保護団体や地域の動物愛護センター、保健所などに相談するといいと思います。

保健所と聞くと殺処分のイメージがあるかもしれません。

ですが、最近は動物愛護の観点から、自治体によっては「飼い主募集ノート」などで手放したい人と里親を希望する人をつなぐ取り組みもありますよ。

飼いきれないからと犬を放棄する前に、まずは相談してみましょう。

 

まとめ

今回は、犬はペットショップに売ることができるのか、また血統書がある子犬なら買取可能なのかについて調べてきました。

一昔前は動物に関する法律は甘く、販売資格のない人から買取る業者もあったようです。

ですが、法律が改正されて簡単に売買することができなくなったんですね。

生き物ですから、リサイクルショップに物を売るようにいらなくなったら売ろう、なんて簡単に考えてほしくはありません。

かわいいからと衝動的に飼うのではなく、今後かかるお金のことや自分に何かあった時のことなどをよく考えましょう。

それでは『犬はペットショップに売ることできる?血統書ある子犬は買取してもらえる?』はここまで!

最後までお読みいただきありがとうございました。