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シニア犬は何歳から?歩き方や運動・性格の変化に特徴ある?

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近年、獣医学の発展により犬も寿命が延びてきたと言われています。

そんな中、シニア犬と呼ばれるワンちゃんたちも増えてきました。

では、シニア犬とは何歳からなのでしょう?

人間だと60歳くらいからシニア…?

犬も人間と同じように、年を取ると運動量や性格に変化があると言われます。

例えば、歩き方が変わってきたといった飼い主さんの気づきやすい特徴など。

うちの子がシニア犬になったらどうしたらいいの?

今回は、何歳からシニアになるのか、また運動量や性格の変化の特徴を調べてみました。

散歩中の歩き方や普段の過ごし方を見て、愛犬の変化に気づけるようにしたいですね。

 

シニア犬は何歳から?

犬は、7〜8歳からシニアの仲間入りをすると言われています。

人間よりも寿命が短いから、1歳ですでに成犬だよ~

大型犬の8歳は人間の61歳、小型・中型犬の8歳は人間の48歳に相当すると言われます。

人間でも年を取ることで身体の変化を感じますよね。

同じように犬も少しずつですが、身体に変化が起きています。

「これまでとは行動や性格が変わってきた」と感じる飼い主さんもいるでしょう。

性格まで変わってしまうの?ちょっと不安…

それでは、シニア犬になるとどのような変化があるのかご紹介します。

また、シニアになった際に注意するべきことも調べてみました。

 

成犬からシニア犬へ変化のサインとは?

まず、飼い主さんが気付きやすい老化サインは体質や運動機能などの目に見える変化でしょうか。

例えば、口臭の悪化や寝ている時間が長くなるなど。

また、お散歩を嫌がったり、階段の上り下りを躊躇するようなしぐさを見せることもあります。

これらは関節の痛みがあり、歩くことや段差が負担になってきているサイン。

消化能力が低下するので、食欲が落ちてきたと感じることもあるかもしれません。

年を取ると食べる量は減ってくるよね

シニア犬は、感覚の衰えにより不安や恐怖を感じやすくなります。

そのため以前より臆病になったり敏感になるワンちゃんもいるでしょう。

また、認知症になることもあるので、愛犬の変化には十分注意する必要がありますね。

それから視力が低下したり、耳が遠くなったり。

思わぬケガに繋がるような変化には気を付けましょう。

人間と同じような変化もあるのね~


 

シニア犬になったら注意するポイント!

シニア犬になってきたら注意することをまとめました。

  • フードなど食べ物を変える
  • 口のケアを今まで以上に丁寧に行う
  • 家具の配置など、家の中の環境を見直す
  • こまめに健康診断を受ける

シニアになれば噛む力も衰えますし、食欲も減少します。

フードを柔らかくするなど食べやすい工夫が必要ですね。

また消化能力も落ちるので、これまでより消化しやすい食べ物に変えていきましょう。

シニア用のフードも市販されているのね~

ワンちゃんのお口の健康維持は全身の健康維持につながります。

例えば歯周病になれば、お口の中の細菌が肝臓や心臓、腎臓などに影響することも。

歯みがきグッズや歯みがき効果のあるおやつを活用して予防しましょう。

シニアになる前からやっておくのが一番!!

さらに、高齢になると、目がだんだんと見えづらくなります。

家具にぶつかってケガをしたり、段差が負担になったり。

テーブルの角にクッションガードをつけるなど、工夫しましょう。

ソファやベッドにはスロープや階段を付けると便利だね

7歳以上になったら、半年ごとに動物病院での健康診断が推奨されます。

犬の1年は人間の4年に相当するほどの長さ。

かかりつけ医への定期的な受診は、何か心配事が起きた時にも心強いですよ。

2年ごとに健診を受けるつもりで行ってこよう!

 

シニア犬は歩き方や運動・性格の変化に特徴ある?

犬も人と同じように、シニアになるにつれて身体の変化があることが分かりました。

それでは、実際に歩き方など運動にはどのような変化が起きるのでしょうか。

身体が衰えれば運動能力も落ちてきます。

シニア犬の運動について、注意することを調べてみました。

また、身体だけでなく性格にも変化があるようです。

どんな風に変わっちゃうの!?

性格の変化もまた、身体の衰えからくるものなので、あまり心配はいりません。

ただ、どのように変化するか知っておくことは必要ですね。

性格の変化に関する特徴も見ていきましょう。

 

シニア犬の運動量は変化する?

シニアになってくると、運動が億劫になるのも無理はありません。

散歩に行きたがらない、行ってもすぐに立ち止まるなどの変化がみられることも。

歩き方も成犬の頃と比べて勢いがなくなってくるでしょう。

それは、身体能力の低下によるものなので自然なことです。

しかし生活に刺激を与えることで、ワンちゃんの老化スピードが緩むかもしれません。

様子を見ながら、散歩や運動はできるだけ積極的にしてね!

外の刺激に触れたり体を動かしたりすることで、血行がよくなり脳も活性化されます。

ワンちゃんのペースに合わせ、ゆっくりと無理のない範囲で続けていきましょう。

散歩や運動中に息切れする、座り込むような場合は、少しハードかもしれません。

負担の少ないコース選びや、気候に合わせた格好や時間選びを心掛けたいですね。

具体的にどれくらい散歩したらいいのかな?

年齢にもよりますが、老犬になれば30分や1時間の散歩は少々長すぎます。

途中で歩けなくなったり、散歩を嫌がるようになったりしてしまうことも。

1回10分~20分を目安に、1日2~3回に分けて散歩に行くのがおすすめです。

 

シニア犬の性格の特徴を紹介!

犬も老化によって性格の変化があると言われています。

しかしそれには様々な原因が考えられてきました。

ひとつに、基本的な性格が変わるというより、年齢とともに得られた経験からの変化。

今までの経験から「こうすると自分の要求が通る」などを学習しています。

学習をもとに、頑固さを貫いたり、甘えたりするようになるのですね。

そういった行動から、飼い主さんが「性格が変化した」と感じることもあるでしょう。

年の功ってやつだね

もうひとつ、性格が変化する主な原因は、視覚や聴覚や嗅覚の衰え

身体の変化によって行動が変わり、それが性格の変化と見なされるのです。

感覚の衰えによって不安や恐怖を感じやすくなるシニア犬。

その結果、今まで平気だった音を怖がって、おびえるようになるワンちゃんも。

不安によって留守番が苦手になってしまうこともあります。

なお、加齢や病気によって不安が増加すると、分離不安になるかもしれません。

飼い主さんがそばにいないときに、問題行動を起こすことがあるので注意が必要です。

問題行動とは、吠えたり、破壊行動などをしてしまうことだよ

さらに注意したいのは認知症によって感情のコントロールが難しくなっている状態。

部屋の中を同じ方向に回り続ける旋回運動や夜鳴きをすることがあります。

今までできていたトイレの失敗が続くのも、典型的な症状。

高齢になる事で、性格的に寂しがりになったり、吠えやすくなることもあります。

逆に急に攻撃的になった場合は、脳腫瘍や脳の異常の可能性があるかもしれません。

心配なら獣医さんに相談してみよう!

 

まとめ

何歳からシニア犬になるのかという疑問の答えは、7~8歳だと分かりました。

歩き方が衰え、運動量は減ってくる特徴があります。

また性格にも、身体の衰えによって不安になりがちだったりと変化が。

しかしシニア犬になったからといって急に老け込んでしまうわけではありません。

7歳ですぐに生活をガラリと変えるほど焦らなくても大丈夫!

それでもやはり、シニア犬にどんな特徴があるのかは知っておきたいですね。

運動や性格の変化における注意点は、シニアになる前から意識しておきましょう。

楽しいシニアライフを過ごすための愛犬との歩き方、どんなケアができるのか…。

健康を意識するのに、何歳からという縛りはありません!

大切なワンちゃんとの楽しい毎日が長く続くよう、健康の勉強と維持を頑張りましょう♪

それでは『シニア犬は何歳から?歩き方や運動・性格の変化に特徴ある?』はここまで!

楽しいワンコライフを♪